コメント

この映画は、2011年の東日本大震災とその後の福島の惨事を背景にし、人間、自然、そして社会のつながりについて描いています。加えて、日本の僧侶たちが社会に貢献する様も 同時に映し出されています。
私は、仏教の僧侶や尼僧たちが、宗教的な探求のみならず社会的な活動により関わることを、 常に支持してきました。
宗教とは「人々の幸福のための奉仕である」 というこの映画のメッセージが、世の中により広く知られることを願っています。
ダライ・ラマ14世

青山俊董の語るところでは、降りかかる問題と欲望の両方と戦うことが、正直で嘘のない、希望に満ちた人生を送るための基本だという。これこそが、想像を絶する災害と蔓延する不安に揺らぐ今の日本にこの映画があたえる解答、ないしは祈りであるだろう。この映画はそれを、人を困惑させるのと同じように人を考えさせる形式で伝えているのである。(パンフレットより抜粋)
マーク・ノーネス
(ミシガン大学映像芸術文化学科・アジア言語文化学科教授)
カンヌで最も慎み深く、最も美しい作品
ジャン=ミシェル・フロドン
(批評家)