第16期会長 所信表明

2005.06.01

第16期全国曹洞宗青年会 会長 宮寺 守正

この度、第16期会長選考委員会の御推薦を賜り、平成16度総会で御承認をいただき、第16期全国曹洞宗青年会(全曹青)会長の任に当たらせて頂くこととなりました。
私自身、微力ではありますが、全曹青会員の皆様・第16期執行部諸兄のお力をお借りして、会務の執行をさせていただきます。
第15期は30周年という大きな節目を迎える中、我々青年僧侶がいかに檀信徒ときちんと向かい合い、同じ目線で物事を捉え教化していくかということを追い求め、事業が進められてきました。また全曹青の組織のありかたが問われる中、委員会の名称変更、会議形態の効率化、会則の改定などを行ってきました。少なからずそのお手伝いをさせていただいた事を踏まえ、16期は、「つながれ 青年僧の 熱い思い」をスローガンに、更に各曹青会の連絡協議の場としての全曹青の飛躍と発展を図りたいと考えております。
 さて私は15期、青少年教化・ボランティア・法式各委員会を担当する副会長として委員会活動に関らせていただいた中で、考えさせられることが多々ありました。加害・被害を問わず、青少年のさまざまな事件がメディアを賑わす中、我々青年僧侶はどれだけ手を差し伸べ、導いているのであろうか。また、国内外を問わず多くの団体、多種多様のボランティアが存在する世の中で、寺に在って何をすべきか。葬儀や法事、寺院での多くの法要のあり方も、伝統の中で培われた厳粛なものを礎に、更に檀信徒にわかりやすい何かを構築することができないものか。これらのことだけではなく、まだまだ我々青年僧侶に求められていることは多くあります。各委員会ではこのことを念頭に置き、活動を推進して参ります。
 また、本庁からの多額の助成金、全国の寺院からの賛助金を元に組まれる予算も、今一度見直させていただき、より充実した委員会活動とゆとりのある会務の執行を目指してまいります。
第16期執行部一同、精一杯努力致す所存でございますので、皆様の更なる御協力・御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

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