東日本大震災における全曹青復興支援活動の方針について

2011.05.20

平成23年5月19日

全国曹洞宗青年会会員 各位

全国曹洞宗青年会

会長 松岡広也

東日本大震災における全曹青復興支援活動の方針について

東日本大震災が発生してから二ヶ月が経過し、各曹青会会員の皆様には発災直後から各種支援活動にご協力いただき厚くお礼申し上げます。

全国曹洞宗青年会は、地震発生後直ちに災害復興支援部を立ち上げ、被災地域や近隣地域の曹青会などからの情報収集、全国の各曹青会・支援希望者への情報提供と活動のための援助・助言、関連組織との連携・調整を行ってきました。現在、徐々にではありますが、被災地におけるライフラインの復旧も進みつつあり、復興支援活動も被災地域の状態が時々刻々と移り変わるのと同じく、変化しなければならないと考えます。

そこで、本会においても現状を踏まえ、以下に災害復興支援活動における指針を提示致します。

皆様ご承知の様に、今回の災害による復興支援活動は、長期に亘ると想像できます。被災地では、現状に驚き悲しみ、今後の生活に不安と絶望を抱いておられる方がたが大勢存在します。本会としましては、今この時こそ、自らの慈悲心の発露に従って、いのちの声に耳を澄まし、被災者の方がたへ、必要且つ重要な活動を模索し実践して参りたく存じ上げます。

各曹青会会員の皆様には、何卒ご理解頂きまして、更なるご支援を賜りますことを衷心よりお願い申し上げます。

 

◇ 全国曹洞宗青年会の活動方針 ◇

 

緊急の物資支援、「全曹青ボランティア基金」の支援募集

1)全曹青全体での物資支援は、原則今月末で一旦収束し、後は個別の対応とする。

2)今後の復興支援活動で重要となる「全曹青ボランティア基金」の継続的募集。

寺院、被災者復興支援に関わる事項などの現地活動

1)現在、全曹青災害復興支援部にて人員・物資調達を準備中。

(活動団体登録フォーム申込受付、物資支援申込受付)

2)被災地での燃料問題が改善次第、全曹青災害復興支援部、現地曹青会、各曹青会との協働で支援活動を展開する。

避難所、仮設住宅などでの「行茶活動(傾聴)」

1)全曹青災害復興支援部が現地曹青会、各曹青会、当該行政機関との連携をはかり準備が整い次第、時期と場所を問わず調整の付く地域より迅速に活動を開始する。

以 上

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