【開催報告】評議員会、理事会、定期評議員会、中央研修会、定期総会【2016.05.22更新】

2016.05.22

平成28年5月15日午後1時から、曹洞宗檀信徒会館4階「芙蓉の間」で執行部会、翌日の平成28年5月16日午前8時から同上「芙蓉の間」で理事会が開催されました。
各委員会からの平成27年度活動報告と平成28年度活動計画案、会計から平成27年度会計報告と平成28年度予算案が発表され、16日午後の定期評議員会に向け、協議が重ねられました。
また、16日正午からは次期会長選考委員会、16日午後1時からは熊本・大分地震への対応協議会議がそれぞれ別室を会場に開かれました。
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16日午後2時からは、曹洞宗檀信徒会館4階「芙蓉の間」で定期評議員会が開催されました。釜田隆文宗務総長から来賓ご挨拶をいただいた後、上記議案や次期会長選考委員会からの報告、熊本・大分地震について地元管区理事・曹青会会長から報告がありました。40人を超える評議員の皆様にご審議いただき、全ての議案について賛成多数により可決されました。
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平成28年5月17日午前10時から、曹洞宗檀信徒会館3階「桜の間」で中央研修会
「『臨床宗教師の取り組み』お坊さんって霊が見えますか?〜求められる青年僧侶の関わり〜」
が開催され、一般聴講者の方がたを含め多くの参加者が集いました。

臨床宗教師とは、宗教施設以外の公共空間(医療や福祉施設など)で医療チームと連携し患者や利用者の方を対象とした活動を行うものであり、布教伝道を目的とせずその場所で求められる宗教的要望に対し、適切な対応を取るための研修を修了した宗教者とされます。
緩和ケアを実践していた故岡部健医師が提唱し、「あの世や目に見えない世界という合理性を超えた事象をそのまま語れるのは宗教者しかいない」との思いから終末期患者の心に寄り添う宗教者を養成するべく、養成講座を創設する大学が増えています。
今回は講師として2名の方が登壇され、最初に宮城県栗原市普門寺副住職で臨床宗教師の高橋悦堂師は「僧侶として、臨床宗教師になる」と題し、東日本大震災後の火葬場で読経供養を行う中での出会い、故岡部健医師との交流など自身が臨床宗教師となるまでの経緯を話されました。そして終末期患者とのエピソードを紹介し、臨床宗教師が果たす役割と「僧侶に対する良いイメージを先人たちが築き上げてくださったことに助けられている」と話されました。
2人目の講師は埼玉県上尾中央総合病院の看護師で臨床宗教師研修を受講された経験のある大島英子氏が担当されました。大島氏は2015年度から緩和ケア病棟にて臨床宗教師のボランティア受け入れ開始を実現しています。
社会状況の変化にともない死亡者数が増加していく中で、患者の苦痛を和らげて生活の質(QOL)を向上させるために一人でも多くの僧侶の方が臨床宗教師の道を歩んで欲しいと呼びかけられました。
講演終了後はお二方に参加者から多くの質問が上がり、青年僧侶の関心の高さが窺われた実り多き研修となりました。
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平成28年5月17日午後1時から、曹洞宗檀信徒会館3階「桜の間」で定期総会が開催されました。
安逹会長を導師に本尊上供を厳修、宗歌斉唱の後、全員で各地自然災害での被災物故者に対し黙祷を捧げました。
中村見自教化部長から来賓ご挨拶をいただいた後、昨日の評議員会で可決した上記議案や次期会長選考委員会からの報告、熊本・大分地震について地元管区理事・曹青会会長から報告がありました。
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