曹洞宗石川県青年会
緑蔭禅のつどい第50回記念大会
『お寺college 祈—いのり—』
曹洞宗石川県青年会は平成26年5月18日石川県金沢市「金沢歌劇座」で緑蔭禅のつどい第50回記念大会『お寺college 祈—いのり—』を開催し、会場内に各体験コーナーを設け仏教や禅に触れていただきました。
かつて「お寺」は地域の文化や教育・福祉の拠点としてコミュニティーの中心でした。しかし、お寺と地域の人々とのつながりが希薄になり、その役割は限定されたものとなりつつあります。
そこで、石川県宗務所のご指導のもと議論を重ね、「お寺に人が来ないと嘆く前に、和尚が街へ出てみよう」と今回の事業の実施に至りました。祖語にあります「古教照心」とかけまして「故郷照心」をテーマとし、地域に住む人々にお寺の良さをもっと知ってもらうことで、お寺の存在を身近に感じていただき、更には地域の文化的な発展に貢献することを目指しました。
当日は、坐禅・古式体操、写経、禅茶所、匂袋作り体験、パネル展等の他、石川県宗務所婦人会によるバザー、又、笑いヨガ、似顔絵コーナー等幅広い年齢層に満足いただける体験教室を設えました。
また、東日本大震災犠牲者への追悼の祈りとして3・11観音を表現して慰霊と復興への思いを載せ、岩手県山田町龍泉寺御住職・石ヶ森桂山師にご講演いただきました。
来る9月14日に大本山總持寺祖院で『緑蔭禅のつどい第50回記念大会〜願い〜』を開催し精進料理教室の他、東日本大震災物故者慰霊法要、復興祈願法要を厳修し社会の平穏を祈願いたします。
今後も一人でも多くの方に禅を親しんでいただけるよう精進して参ります。
報告/曹洞宗石川県青年会 細川哲心