2014.07.26
2014年7月12日
広報委員会作成
40周年記念事業の一般対象事業「味来食堂~僧食を学ぼう~」の第2回が、平成26年7月10日に東京都渋谷区恵比寿「Sorisso」を会場に開催されました。 本事業は、宗門が長く培って来た精進料理の技術・思想を活かし、普段曹洞宗宗侶に接していない方々に、参加しやすい会場・受講条件をご用意。本宗宗侶との接点を作った上で、気軽にふれあっていただき、曹洞禅の教えの一端にふれていただくことを目的に開催されたものです。 会場であるクッキング&コミュニケーションサロン「Sorisso」は、恵比寿駅から徒歩5分の場所にあり周囲には多くのオフィスが立ち並ぶエリアにあります。
今回の参加は女性7名男性1名の計8名。
担当講師は前回に引き続き松本好寛師(静岡県興禅寺徒弟)、河口智賢師(40周年記念事業実行委員)、永島昌英師(40周年記念事業実行委員)
料理教室は、配布されたレシピに則って進められました。第2回のテーマは「〜冷やしジンジャーライス〜夏バテぎみのあなたへ…」メニューは、「精進出汁」「冷やしジンジャーライス」「豆乳ゴマプリン」「冷製コーンスープ」「豆腐マヨネーズ」の5品でした。
大豆、昆布、干し椎茸、かんぴょうから出汁を取り、味見。
炊き立ての生姜ご飯の粗熱を取りながら、手際良く合わせ酢、胡麻、枝豆を加える。
家庭でも再現できるようミキサーを使い、加熱時の注意などを丁寧に紹介。
季節の野菜を使った冷製スープ。トウモロコシは包丁で削いだ後、更にスプーンで削ぎ落します。 素材の命を生(活)かし使い切ることも、また精進料理の大切なことです。
木綿豆腐に塩麹などを加え、卵を使わないマヨネーズを作ります。 出来上がった豆腐マヨネーズは、予め用意した野菜生春巻きに添えました。
料理が揃ったところで参加者自ら盛り付けをし、完成。
調理中は家庭で作る際の注意点や保存方法などへの質問が多く寄せられましたが、精進料理をいただきながらの感想や質問では、精進料理の定義やマクロビオティックとの違いなどの質問もあり、荒木委員長と講師陣の皆さんが丁寧に答えられていました。その中で、精進料理としての大前提を守りながら「食べる人・時代に合わせた精進料理」という言葉の中に、この料理教室開催の意義の一端を垣間見た気がいたしました。また、前回の反省を踏まえ、盛り付けの迅速化や前回調子の悪かったミキサーを持ち込むなど改良して進行をスムーズにし、連続で参加された方から「前回より手際も味も良かった」との感想をいただきました。皆さん熱心にメモや写真を撮っておられ、夏バテ予防に早速家庭で再現してみたいという声も多く聞かれました。
次回第3回は9月5日(金)に「Sorisso」にて、第4回・5回は鶴見大学及び付属中・高校での開催を予定(日時未定)しております。
※第3回は既に予約が定員に達し、キャンセル待ちの状況です。
※申し込み及び申し込み状況の確認はこちらからお願いいたします。
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