2014.02.13
二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌予修法要年である本年、全国曹洞宗青年会(以下、全曹青)も発会より40年を迎えることとなりました。御両尊大遠忌は「相承―大いなる足音がきこえますか―」をテーマに、第20期全曹青では「繋がる想いが未来を拓く」をスローガンとしています。いずれも“而今”の行事を積み重ねることで、過去に学び、より良き未来を相承し開拓していくことを意味しており、その思慕の念を次世代に繋げ未来を拓く契機となる記念事業にして参りたく諸事業を計画しております。
当期において最も肝要である理念は「先達が歩まれ、その遺業を新人が繋ぐ」ということです。これを受け、今回は、私たち宗門における大いなる可能性を保持する新人の内、なかんずく雛僧である「徒弟」に焦点を当て、祖師方の御教えを徒弟に相承せしむることは、人材育成と教団の将来ビジョンを模索する私たちの責務でもあり、未来を観る事に他なりません。
また、大本山總持寺は「開かれた禅苑」として、国内外の宗教家、求道者たちの参究の場としての役割も担っています。グローバリズムに伴い、今後より一層の国際化が希求される中において、いかなる場合にも衆生に寄り添う「大悲の禅」の御教えが、此れまで以上に積極的に海外へ発信されることが望まれます。参加徒弟が海外の同世代仏教徒との交流を通して、お互いが多様な仏教的価値観を共有して、「禅」が「ZEN」へと繋がる国際感覚の豊かな“個個至尊”の人材育成を目指す有意義な機縁としていく考えです。
つきましては、御両尊大遠忌、並びに全曹青創立 40 周年記念事業の一環として、正伝の仏法の「相承」といった、繋がる想いが未来を拓く「全国徒弟研修会」を開催いたしたく存じます。
趣意書前文より
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