平成21年度 法式委員会 活動計画

2010.06.10

【活動目的】

現代の宗門で実施されている法式全般に於ける実践の在り方を模索し、実践的・歴史的・教義的に研究・考察を行いながら、各地に伝承されている法式作 法・進退などを様々な形・媒体を通して広く紹介していくことを主たる活動目的とする。

青年僧侶たる柔軟な好奇心に基づいた法式への参究を基本にしつつ、より身近に各地で取り入れていただけるよう情報を提供したい。活動によって、より 広く・深く法式全般への理解と実践が行われていくようにする。

【活動計画】

1.「面山瑞方編『洞上僧堂清規行法鈔』(全5巻)」の現代的改訂

『僧堂清規』を法式行法の資料として、現代の我々が読みやすいように改訂・再刊し、歴史的な意義について深く参究するとともに、研修会等を開催し、 現在の行法との相違を考察していきたい。

2.『DIGIそうせい~出班焼香法』(仮題)のDVD(CD)等の制作活動

従来の活動を引継ぎ、様々な法要の情報を集めつつ、青年宗侶らしい視点で多角的な検討を加え、時代のニーズに適った法式のあり方を提案していきた い。特に第18期では各地の開山忌法要で行われる出班焼香法を細部にわたり考察し、最終的には法要すべての進退作法を習得出来るような資料を提供したい。

3.『二師侍者公務帖』の加筆再版

両大本山の進退行法を中心に再考察し、再版事業として資料を提供したい。

その他

前期までの「法式委員会」の研究成果や刊行物等を広報委員会と協力しながら全曹青HP『般若』上に公開し、会員の皆様に自由に利用いただけるよう順次提供 していきたい。

関連情報