新年のご挨拶

2012.01.05

謹迎新年

全国曹洞宗青年会会長 松岡広也

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昨年の未曾有の大災害に対し、衷心よりお見舞いを申し上げますとともに、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平成二十四年新春を迎え、東北の復興と皆々様のご多幸ご健勝を心より祈念いたします。

東日本大震災発災以降、全曹青では災害復興支援部を設置し、復興支援活動を行って参りました。五月に発足した第十九期は、「今が明日への新たな一歩」をスローガンに掲げ、宗務庁や全曹青加盟曹青会はもちろん、非加盟青年会や宗派・地域・老壮青の垣根を越えた多くの皆様と連携し、これまでに、全国四十八団体から延べ千八百人余りの方々に、全曹青災害復興支援部を通して被災地で活動を行っていただきました。活動内容といたしましては、物資支援、一般ボランティア、寺院復旧活動、読経供養、行茶活動、原発事故による避難者へのサマーキャンプ開催、除染ボランティアなどでございます。物心両面からご支援ご協力を賜りました全国の皆様に改めて厚く御礼申し上げます。

しかしながら、今なお多数の被災者が苦難を強いられ、不自由な生活を余儀なくされているのが現状でございます。「今、被災地の皆さまの現況とお心に向きあい、わがことと受けとめ、被災地救援、復興支援の活動を強めることが大切」という管長猊下のお見舞いのお言葉にございました通り、先の見えない中、日々変化する状況に対応し、多岐にわたる支援活動を今後も継続していく為には、一人ひとりが現実を受け止め、立場を乗り越えて手を携えながら協力していくことが不可欠でございます。第十九期全曹青といたしましては、「青年」僧の視点を大事にしながらも、「青年」という立場に甘えることなく、一曹洞宗侶として、被災地と目線を同じくしながら共に「新たな一歩」を歩んで参る所存です。

全国のご寺院様におかれましては、全曹青に対しまして、本年も変わらずご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、改歳のご挨拶とさせていただきます。

合掌

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