2018.06.04
前日には、永平寺役寮さんと共に会議を行い、当日は暁天坐禅に随喜した後、撮影を開始しました。5月といっても早朝は肌寒く、雨上がりのため靄がかかる中、永平寺の外観を中心に撮り進めます。前回は雪深く撮影出来なかった、通用門前の庭、永平寺川、山門と撮影していきます。
鳥の囀り、蛙の声、川のせせらぎの音を録る時は、声や車の音が混ざり込まないように細心の注意を払い、その場の空気が引き締まっていくのを肌で感じました。
外からの撮影が一段落して山内に入り修行僧の妨げにならないように、雪囲いの外れた中雀門から新緑に映える仏殿や山門の風景を撮影しました。
早朝からの永平寺境内の撮影を終え、最後に愛宕山山頂から霧に包まれた永平寺全景の撮影を行いました。重い機材を担いで足元の悪い中、20分余りの登山は想像以上に体力を消耗し、足腰が悲鳴を上げました。文字通り燃え尽きて今回の撮影は終了しました。
今後も様々な場所で、映画『典座-TENZO-』の撮影が続いていきます。引き続き続報をご期待下さい!
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