2018.04.29
我々はなぜ、苦悩する方とともに歩み、ともに悩むことを願うのか。なぜ、苦悩の現場へ向かおうとするのか。
語ることの出来ない“何か”が、アナタを 1 人の人間とし てまた仏道者として、苦悩する方とともに歩ませているのではないか。
その“何か”とは、アナタの心の奥底にある“願い”だと思う。自分自身と向き合い悩み苦しんだ時間、大切 な誰かとの出会いや別れ、思いもよらない突然の出来事… アナタの心は大きく揺さぶられ震えた。そのなかで “願い”は生まれたのではないか。
今回のシンポジウムは、登壇者と参加者が己の“願い”を語り合って伝えあってもらおうと思っている。何故 なら“願い”は共振し、伝わるからだ。誰かのアツい“願い”を聴き、聴いた者の心が振るえる。振るえた心か らは“熱”が発し、その“熱”が心の中に“願いの種”を作り出すのだ。
ともに心を振るわせよう!!
自身が活動する強烈な動機を力強く語ってもらい、それを受けて参加者からも自分が活動する動機、つまり“願い” を語ってもらう。そのことで参加者の心が振るえ、一人一人が持つ自分の“願い”を感じ、また自分の心に“願 いの種”を植えて貰いたいのである。
臨床宗教師であるかないかは関係無い。自坊や師寮寺での檀務、宗門での 活動、青年会での活動、地域での関わり、海外で、他分野・多職種協働や多宗教協力の場などで苦悩の現場はいたるところにあるのだから。
このシンポジウムで大事なのは“願い”のアツさである。参加者の心の奥で言葉には出来ない感情がググッと 動く感覚が求められる。人を動かすのはそのアツさである。登壇者のアツい“願い” が参加者の心を揺さぶり、参加者一人一人がもつ“願いの種”を生むアプローチとなる。心が振るえた参加者にとって、“願いの種”は自身の生活や法務などのありようや関わり方に素敵な変化をもたらすのではないか。
会員皆様、関係各位のご来場をお待ちしております!
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尚、当日5月18日、午前10時より12時まで定期評議員会、午後3時より5時まで定期総会が行われます。
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