2016.10.26
平成28年10月24日(月)午前10時から、
岩手県釜石市のカリタス釜石様とカトリック釜石教会様を会場に、
「味来食堂in釜石 ~坐禅と僧食を学ぼう~」
が開催されました。
僧侶側は、全国曹洞宗青年会の神作副会長、
岩手県曹洞宗青年会の石ケ森会長ら東北を中心に8人が参集。
参加者は、地元の方がたを中心に、NPO法人「カリタス釜石」スタッフの方も含め17人が参加されました。
先ず参加者は教会2階の礼拝堂に移動。
礼拝堂には事前に坐蒲やイス坐禅用のイスを用意させていただきました。
教化法式委員会の金森副委員長から坐禅の作法についてご説明し、
全員で心静かに15分の坐禅を行じました。
その後、隣接する建物の調理場に移動し、
参加者と僧侶が共に調理を行いながら、6品の精進料理を完成させました。
・車麩の甘辛揚げ焼き
・蓮根と食用菊の酢の物
・ゴマ豆腐
・キノコ汁
・ご飯
・漬物
参加者からは料理についての質問の他に、
食事作法や坐禅、修行についての質問も寄せられ、関心の高さが窺えました。
石ケ森会長が冒頭のご挨拶で
「いつもと違い、キリスト様の前で坐禅をさせていただくことは、
改めて身が引き締まる思いです」
とお話しされていたように、
今回の開催は、教会の御堂で曹洞宗の坐禅を行うという有難いご縁に恵まれました。
東日本大震災七回忌の関連事業として開催を目指した東北での「味来食堂」の初回。
震災直後から活動されてきたカリタス釜石様と共に、
また、宗教を超えて共に復興を願う大切さを実感できた開催でした。
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