2010.06.15
近畿管区における電話相談員は下記の要領で行われた。
平成22年3月10日(水)11日(木)
京都市上京区 無学寺
開催予告の通り
受講者36名 他 久間全曹青会長 基幹事業委員5名
12時受付開始
13時打ち出し 近畿連絡協議会会長 寺井靖浩師を導師に開講諷経
無学寺御住職・竹内文成老師、久間全曹青会長挨拶
13時20分 基礎研修①
外部講師 社会福祉法人 京都いのちの電話 事務局長 平田 真貴子氏
15時40分 基礎研修②
17時40分 夕食・休憩
18時15分 基礎研修③
20時15分 入浴 21時 懇親会
7時45分 基礎研修④
9時15分 休憩
9時30分 基礎研修⑤⑥
11時30分 昼食
12時15分 基礎研修⑥
14時 閉講式 増田京都曹青会長挨拶 散会
予定の時間通り開催しました。 無断欠席、途中退席などほとんど無く、事務局では受講者の動静把握は容易でした。 外部講師の先生には、 「京都いのちの電話にかかってきている電話は多いが、かかってくる電話件数に対して受け手である相談員が少ない為、実際に受けられている電話は少ない。 皆様方にも電話相談室開設へ向けて積極的に取り組んで頂き、苦しんでいる人たちに対して不足している受け皿を私たちと一緒に荷って頂きたい」等の現状と要望。 また我々僧侶には 「自死を防ぐのみでなく、身内を亡くされた方と顔の見える関わりでケア出来れば素晴らしい。皆さまにはそのような活動にも期待している」と語って頂きました。
京都曹青の広報係が地元紙をはじめ各新聞社に研修の日程、内容を送付し案内したところ、京都新聞と文化時報の二社から取材の申込みがありました。 両紙とも久間会長に応対をお願いし、京都新聞は翌日の朝刊に写真付きで研修会の様子が掲載され『観世ふぉん』の電話番号も載せて頂きました。 マスコミも、青年僧から混迷する社会への具体的アプローチということで、今回の取り組みに注目しており、今後も広報面で積極的な協力をして頂けるとのことでありました。
受講者から「聴く」ということや「傾聴」ということを改めて気付かされたという声が多くあり発展研修も参加したいという好意的な意見がほとんどでした。 「関西で発展研修を開催して欲しい」、「6月に関東で行われる発展研修に参加したい」と言う声も聞かれました。 また、「全曹青で電話相談が事業としてあげられ、賛同し研修会に参加いたしました。しかし、実際に電話相談を具体的にどういった形態、人数や費用や体制やそういった説明が初期段階になされないので、電話相談が本当に自分達に出来るのかが中々判断出来ず残念でもあり、そういった説明を願いたい」という当事業に対する前向きな意見も頂戴しました。 この質問に対しては、久間会長より「大変有難いご指摘で感謝しております。運営面に関しての内容は、今後開催される発展研修会でカリキュラムに組み込まれているので、そちらで対応をさせて頂きたい」との説明がなされました。
研修会スケジュールとしては、二日間とも参加者の同意の下、休憩時間、食事の時間を調整し全体の時間を短縮しました。 今回は、近連協からは物心両面で多大なる補助・ご協力を、そして事務局、会計各位には準備の段階から大変お世話になりました。 また、会場主の無学寺方丈様には色々な面でご協力いただき、寺族の方も巻き込んだ非常にあったかい研修会だったと思います。 研修会が無事円成いたしましたのも受講者、スタッフ、会場主とこれぞ大衆の威神力のなせる技で感謝してもしきれません。ありがとうございました。
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