2012.01.05
平成23年プログラム
日時 平成23年11月10日(木)
<月歴10月15日、神無月十五夜>
場所 温泉津まちづくりセンター
12:00 受付
12:45 開会式
13:30 講演Ⅰ
15:00 休憩
15:15 講演Ⅱ
16:40 質疑応答
17:00 閉会式 引き続き、中曹青連絡協議会
11月10日(木) 、中国地区の青年会員約60名が島根県温泉津町に集い、第34回中国曹洞宗青年会石見大会が開催されました。
月暦(旧暦)のカレンダーを1997年から毎年発行されている志賀 勝先生を講師にお招きし、月暦の意味や行事についてご講演を頂きました。
月 が自然界に、また私たちの生活のリズム(文化・行事)に与える影響力は大きいとのこと。祭祀や年中行事は古来、月の動きを主とし、太陽のリズムをも含んだ 月暦(太陰太陽暦=旧暦)によって行われていたものであり、様々な行事の意義というものは、月暦と密接に関係している。例えば、盆踊り。空には十五夜のま るい月が浮かび、その下では人々が輪になって踊っている。また、月暦で行われていた行事等を、太陽暦の中に置き換えることによって、その行為の真実味が薄 くなっているとも。例えば五節句。1月7日の七草、太陽暦では自然界で七草を全て揃えるのは難しい。7月7日の七夕、太陽暦では5回に1回しか晴れないが 太陰暦では5回に4回は見られるとの結果があるとのこと。
月暦を知ることによって、地域の祭祀や年中行事・地域コミュニティにさらに関心をもつことができるのではないかと、講演をまとめていただきました。
当日は月暦10月15日、つまり十五夜の日。夜には温泉津温泉の真ん中で、先生と共に月を眺めるという時間もあり、参加者一同大変貴重な研鑽となったことと思います。
講師紹介
志賀 勝 (しが まさる)氏
1949年、東京生まれ。
日本読書新聞編集長を経て著作業。
1997年から「月と太陽の暦制作室」を開いて、
月暦【月と季節の暦】を毎年発行、「月」と「季節」の復権と発見に努めている。
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