【開催報告】オンライン坐禅会「穏坐」11月

2025.12.05

令和7年11月30日(日)、オンライン坐禅会「穏坐」を開催し、19名の方にご参加いただきました。

今回の法話のテーマは、「三心」でした。

道元禅師は『典座教訓』(調理者の心得が書かれた書)の結びで、三つの心すなわち「喜心(きしん)」「老心(ろうしん)」「大心(だいしん)」の三つの心構えを大切にせよと示されております。
「喜心(きしん)」とは何事にも進んで喜んで取り組む、「感謝する心」。
「老心(ろうしん)」とは相手の立場になって考える「おもてなしの心」。
「大心(だいしん)」とは食材によって好き嫌いをせず全部大切なものとして「平等に扱う心」。

現代社会を生きる私たちは、その日々の目まぐるしさに、感謝やおもてなし、平等に接する心が疎かになってしまったり、忘れてしまうことがあるかもしれません。そんな中でこの「三心」の教えを胸に日々を送りましょう、というお話でした。

次回の「穏坐」は12月28日(日)の開催を予定しております。
歳末ご多忙の折ではございますが、坐禅に親しみ身体と呼吸をととのえてみてはいかがでしょうか。

皆様のご参加をお待ちしております。

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