【創立50周年記念事業】災害復興支援活動全国研修会・近畿管区研修会

2025.03.25

令和7年2月28日(金)、京都府宇治市の興聖寺様で全国災害復興支援活動近畿管区研修会を開催しました。講師には被災地で長年支援活動をされているNPO法人BOND&JUSTICEの大圡雅宏とNPO法人災害救援レスキューアシストの中島武志氏をお招きし、僧侶、寺族を合わせて約50人が参加しました。


午前の大圡氏による炊き出しの実演では、水で作ることができるアルファ米などを調理し、実際に被災地で経験されたお話をもとに炊き出しならではの苦労や注意点などをご教授いただきました。被災地の炊き出しでは保健所の指導が厳しく、食中毒を防ぐためにかき氷までも過熱しなければならないと聞き、細心の注意を払わなければならないのだと学びました。

実食では災害での状況を想定し、椅子や机を用いず屋外にていただきました。 

今回の献立は、五目ごはん(アルファ米)、豚生姜焼き、小松菜とツナのおひたし、人参しりしり、シジミ汁の5品目でした。

午後からは中島氏より「災害復興支援心得講義」と題したご講義をいただきました。近畿地方では近い将来南海トラフ地震で大きな被害が想定されているため、質疑応答では参加者が次々と中島氏に質問を投げかけていました。各々が震災への準備をし、被災した方々の役に立てば良いかを学びました。

研修会後には、近畿管区理事である福井易宗師を導師に、能登半島地震慰霊諷経を行いました。

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