【創立50周年記念事業】災害復興支援活動全国研修会・北海道管区研修会

令和6年9月2日（月）、北海道釧路市の定光寺様にて全国災害復興支援活動北海道管区研修会を開催しました。NPO法人「災害救援レスキューアシスト」の中島武志氏を講師にお招きし、僧侶や寺族を合わせて69人が参加しました。

炊き出し研修では管区ごとに保管している炊き出しセットを使用しました。大量の食材を調理する方法、被災地の方に喜んでもらう献立の作り方などの説明も交えながら調理を実演しました。
今回の献立は、五目ごはん（アルファ米）、生姜焼き、小松菜とツナのおひたし、人参しりしり、シジミ汁の5品目でした。

出来上がった料理は参加者で手分けして配膳します。
衛生面にも配慮しながら手際よく作業する方法を体験してもらいました。

午後には中島氏による「災害復興支援心得講義」が行われ、被災地に寄り添った支援の在り方について、今年の能登半島での経験も踏まえながらお話しいただきました。
講演の後のパネルディスカッションでは、火山の噴火などその土地ごとに心配される災害への対応方法や、つらい思いをしている被災者とのコミュニケーションの取り方についてなど、参加者からも様々な質問が寄せられ、活発な意見交換につながりました。
参加者一人一人が、「自分に何ができるか」を考えることのできる有意義な研修会となりました。