【創立50周年記念事業】大本山總持寺 報恩拝登

2023.12.13

令和5年11月29日、創立50周年記念事業として、大本山總持寺へ報恩拝登を行いました。
創立50周年という節目に全国の宗侶が一同に集うことで、法灯が途切れず青年会活動ができることへの報恩感謝と、未来に向けての新たなる誓いとしました。

社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)アドバイザーの大菅俊幸氏に「有馬実成師と大衆教化」と題して講演いただきました。SVAで活躍され、全曹青創立にご尽力なされた故・有馬実成老師の生涯や仏教の教えになぞらえながらお話しされました。

東京大学名誉教授(宗教学者)の島薗進氏に、全曹青創立からこれまでの活動の成果や青年僧侶の今後の可能性についてご講演いただきました。

対談講演では、これまで受け継がれてきた全曹青の経緯と活動に目を向けることで、改めて大衆教化の接点とは何かを考え直し、今後の活動に想いを深めました。

田ノ口会長・髙栁副会長・山崎副会長・宮本副会長・森井50周年記念事業実行委員長・仲野事務局長・村山顧問(WFBY会長)・山田顧問が紫雲臺の石附周行禅師に拝問させていただきました。「世界平和大祈禱諷経」を勤修賜る前に、ご挨拶と午前中の対談講演のご報告をさせていただきました。

大本山總持寺大祖堂において、田ノ口会長導師による「全曹青創立50周年報恩諷経」を勤めさせていただきました。全曹青が多くの諸先輩方のご尽力により、現在まで活動が継続できていることへの感謝と報恩の想いを捧げました。

引き続き、全曹青の名誉総裁であり第2期会長をお務めになられた石附周行紫雲臺猊下に「世界平和大祈祷諷経」をご親修賜りました。昨今のコロナ禍など世界で起こる不幸な惨事や、現在も続いている数多の自然災害や戦災に対して、一人一人が世界の平和を願い、想いを一つに手を合わせました。

法要では、全国の青年僧侶をはじめ全曹青歴代の諸先輩方、全日仏青、WFBY役員など海外からの出席もあり、宗派を超えて約150名が参集しました。

紫雲臺猊下からいただいた御垂示では、創立当時のエピソードを交えながらお話しされるそのお姿に、現役青年僧侶の私たちだけではなく、多くの方に繋げていただいた青年会活動であり、その一端を担うことのありがたさと共に未来へと繋げる重責を感じました。

来年秋には大本山永平寺報恩拝登を予定しております。各々が改めて青年会活動に邁進していく決意をすると共に、これから本格的に始まる創立50 周年記念事業の円成に向けて想いをひとつにしました。

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