【報告】東日本大震災慰霊復興祈願オンライン法要

2022.03.30

令和四年三月十日(木)、全国曹洞宗青年会(以下、全曹青)・全日本仏教青年会(以下、全日仏青)・世界仏教徒青年連盟(以下、WFBY)の共催による、東日本大震災慰霊復興祈願法要を修行いたしました。

全曹青では歴代会長や全国会員とともに、発災直後より被災地の復興支援と慰霊に努めてまいりました。しかし新型コロナウィルスの感染拡大により、一昨年の当慰霊法要は中止、昨年はオンラインでの開催を余儀なくされました。全曹青にとって災害復興支援の誓いの地である福島県伊達市・成林寺さまの「納経塔」で、今年こそは関係者が参集しての法要を計画しておりました。しかし残念ながら、年が明けてからの感染状況を鑑み、本年もZoomを通じて、全国各地の全曹青・全日仏青会員諸師を結んでのオンライン開催となりました。またその様子をYouTube LIVEで一般配信し、約百人の参列者がありました。

法要の導師は全曹青会長・山田俊哉、全日仏青直前理事長・谷晃仁師、WFBY会長・村山博雅師が務めました。山田会長の挨拶の後、発災時刻の十四時四十六分、現地の法要参加者と全国各地の僧侶が想いを一つに黙祷を捧げました。その後、全国から慰霊と復興祈願の想いを込めて寄せられた写経用紙を、納経塔へと奉納いたしました。宗派を超えた読経の後、最後に全日仏青理事長・西郊良貴師、村山会長よりご挨拶をいただき、法要を無事に円成することができました。

また当法要では、新たな試みとして東日本大震災に寄せる想いを事前に募集し、それをYouTube LIVE画面上に同時配信いたしました。この二年間、現地で復興への祈りと慰霊の心を手向けられなかった全国会員の想いを、被災地へと届けられたことと実感しております。当慰霊法要の様子は、『全曹青公式YouTubeチャンネル』でご覧いただけます。当日ご覧いただけなかった方もご覧いただき、想いをお寄せいただければと存じます。

社会は急激に変遷し、東日本大震災の記憶の風化が危ぶまれております。全曹青は今後も、震災の記憶と慰霊復興への想いを次世代の会員へと繋いでまいります。令和五年に十三回忌を迎える東日本大震災。来年は多くの会員が現地に集えることを、心から願っております。今後とも全曹青の災害復興支援活動に、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 

東日本大震災慰霊復興祈願オンライン法要の動画はこちら

 全国曹洞宗青年会 Youtube

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