2019.09.22
令和元年9月17日、愛知県名古屋市で開催中の国際芸術祭「愛知トリエンナーレ」内で、映画『典座―TENZO―』の先行上映が行われました。
当日、上映会場である愛知芸術文化センター12階には、整理券配布に備え多くの人が集まりました。整理券配布時には、200人を超える長蛇の列が生まれ、注目度の高さを感じました。入場不可となる程多くの来場をいただき、満席の中での先行上映が行われました。
上映後には富田克也監督や、主演である河口映画事業実行委員長、倉島顧問、また映画に主演いただいた愛知専門尼僧堂堂頭の青山俊董老師に御登壇いただき、愛知トリエンナーレ芸術監督である津田監督を交えての上映後トークが開かれました。
トークでは、映画製作の経緯や、製作の様子が語られました。また、作中の独参の姿さながらに、登壇者だけでなく来場者からも、青山老師へ質問が寄せられました。それら質問を通し、「自らの生命を大切にする気持ちを、他に向けるという、思い遣りの発生過程を正しく理解すること」が大切であることや、道元禅師の説かれた「生命との向き合い方」について、今一度青山老師より教えを賜りました。
来場の皆様もそのお話に真剣に聞き入り、トーク終了後には「もっと青山老師のお話を聞きたい」、「この映画を何度も繰り返し観て、理解を深めたい」、「今日はこの余韻を、ゆっくりと噛み締めたい」といったお声をいただきました。
映画『典座―TENZO―』今後の上映予定
映画『典座―TENZO―』次回の先行上映は、9月29日の甲府『桜座』で行われます。
また先行上映を経て、来たる10月4日(金)より「アップリンク渋谷」「アップリンク吉祥寺」より順次全国公開いたします。今後の映画『典座―TENZO―』に、是非ご期待下さい。
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