令和5年度 中央研修会・定期総会

2023.05.24

令和5年5月18日・19日に曹洞宗檀信徒会館・研修道場において、令和5年度中央研修会と定期総会が行われました。新型コロナウイルス感染症の流行により、過去2年間は完全オンラインだったそれぞれの行事ですが、今年度は久しぶりに現地参集という形で行うことができました。

18日の中央研修会では「社会の価値観に寄り添った布教~大衆教化の接点を求めて~」と題しまして、お二人の講師をお招きして、ご講演をいただきました。

(左)全曹青25期会長 田ノ口師、(中央)安達師、(右)本多師

安達瑞樹 師
一般社団法人 観世ふぉん電話相談 代表理事 /全国曹洞宗青年会第 21 期会長

本多清寛 師
曹洞宗宗務庁人権擁護推進本部 本部員

僧侶という立場で、一般社会とどのように接していくかという、全曹青の設立理念の一つである『大衆教化の接点を求めて』という考え方を改めて認識する場となりました。研修会の終盤では、全曹青第25期会長の田ノ口太悟師がファシリテーターとなり、講師と会場を巻き込んでの意見交換を行いました。

今現在、世界的に価値観が大きく変わろうとしています。その中で、”もやもや”することをともに考え、共有していくことが、『大衆教化の接点』の一つであろうかという、共通認識を持つことができました。

中央研修会の様子

20日での定期総会では、第24期会長の山田俊哉師(秋田)が退任され、第25期会長の田ノ口太悟師(福岡)が就任されました。それに伴い、執行部も一新されています。

山田師は退任の挨拶の中で「任期中はちょうどコロナ禍という時期で、何もかもが手探り状態でのスタートでしたが、全国の皆様のお陰で、無事に円成したと思います。本当にありがとうございました。いつだって同じ目標を持つ仲間たちに囲まれ、想いを共有し、活動できたました」と述べられました。

退任挨拶する24期会長山田師

第25期会長には福岡県曹洞宗青年会から出向している、田ノ口太悟師が就任しました。第25期のスローガンは『結集:想いを結び合わせ、未来へ』となることが発表されました。今まで以上に、全国の皆さまの力をお借りしながら、未来への礎を築いていくことを再認識しました。就任挨拶全文はこちらに掲載しています。

就任挨拶をする25期会長田ノ口師

また、全国曹洞宗青年会は今期で創立50周年を迎えます。記念事業も計画しております。設立理念の『大衆教化の接点を求めて』ということを意識しつつ、力を合わせ、未来に向かって進んでいきたいと思います。

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