2010.11.29
去る10月26日、韓国ソウル市曹渓寺に於いて、日韓国交樹立45周年を記念し「新しい絆を築こう 曹洞宗訪韓 仏教交流集会2010」が開催された。主催は曹洞宗全国宗務所長会(会長 吉岡棟憲 福島宗務所長)、大韓仏教曹渓宗韓国仏教文化事業団(団長 宗薫師)、韓国観光公社(社長 李参氏)。当日は最低気温零度という酷寒の天候であったが、全国の宗務所から宗侶・寺族・檀信徒約600人の参加を仰ぎ、2回に分けて大雄殿(本堂)での日韓両国の僧侶による慶讃法要が執り行われた。
その後新羅ホテルへ会場を移し、日韓仏教徒交流レセプションが開かれ、日本の歌手 井上祐見氏による記念歌「新しい絆をつくろう」の発表、また韓流スター チ・ジニ氏からの歓迎の挨拶、また梅花流詠讃歌の奉詠もあり、多くの参加者を喜ばせた。全国所長会会長の吉岡師は「曹洞宗と曹渓宗は同じ禅宗で教義、修行体系が似ていながら、これまで親密な関係は築かれていなかった。日本と韓国の新しい時代の友好交流が進む今、今回の交流集会をきっかけに日韓仏教間に新しい絆が生まれ、交流が盛んになることを願っています」と、今回の交流集会の意義について語られた。
全曹青からは、久間会長他12名が参加し、記念法要の準備・法要の一切・法要解説等を担当し、厳粛な法要となるようその一助を担った。
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