【開催報告】東日本大震災七回忌 慰霊復興祈願のつどい【2017.03.13追加】

2017.03.13

平成29年3月10日、福島県福島市の福島ルンビニー幼稚園と圓通寺様を会場に
「東日本大震災七回忌 慰霊復興祈願のつどい」
を開催いたしました。

前日の9日には、
慰霊復興祈願法要の中心を担う山形県曹洞宗青年会や地元である曹洞宗福島県青年会の方がた、
また全曹青参加者が全国各地から集い、
内外の灯篭やテントの準備、食材の切り込み、法要リハーサルなどが行われました。
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そして、3月10日を迎えました。
第一部は午後1時から、福島ルンビニー幼稚園の園児さんたちを対象に行いました。
初めに着ぐるみによる演技とナレーションにより、仲良く力を合わせることの大切さを、
震災を知らない世代の子どもたちにも分かるよう工夫した寸劇を行いました。
続いて、バルーンアートを手掛けるお二人にも壇上にご登場いただき、全員で歌って踊りました。
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最後に、園庭に出てそれぞれがほとけさまの塗り絵と願いが付けられた風船を持ち、
合図と共に一斉に手を放すと、500個の風船は皆の願いを乗せて空高く舞い上がりました。
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第二部は午後3時から、圓通寺様の境内を会場に開催し、開場時間前から大勢の方が来場されました。
全国から参集した青年僧侶たちがそれぞれのテントで特産品やお菓子、飲み物などを無料で配布し、
来場者と交流を深めました。
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午後4時過ぎからは、圓通寺様の本堂で東日本大震災七回忌逮夜法要「祈りの時間」を厳修し、
全国曹洞宗青年会会長安逹瑞樹が導師を務めさせていただき、
全国の青年僧侶が集い、萬燈供養を行いました。
堂内は多くの灯明の明りの中、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈念し、復興を祈りました。
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本堂正面の焼香台でも多くの方々がお参りされ、
堂内から本堂正面に出てお勤めした塔婆供養にも多くの方が手を合わせ見守られました。
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午後5時50分頃からは「鎮魂の花火」が打ち上げられました。
慰霊と鎮魂の思いを込めて沢山の花火が打ち上げられ、
大きな尺玉や、中には笑顔の形に広がる創作花火もありました。
肌寒い中でも花火の打ち上げを待たれていた参加者は夜空を見上げ、
特に子どもたちからは大きな歓声が上がりました。
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全国の青年僧侶はこの六年間、
自らが出来ることを日々自問しながら現地へ足を運び続けました。
時には現地の皆様の笑顔や温かいお言葉に支えられたことも多くあり、
支える側も支えられる側も平等に救われました。
今はただ、この六年を共に歩ませていただいた皆様に、また
「東日本大震災七回忌 慰霊復興祈願のつどい」
にご参加・ご協賛いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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