災害対策の研修会「災害ボランティアを考える」

2011.11.18

研修会の様子 左・園崎氏 右・菊池氏

平成23年11月18日午後1時より、曹洞宗檀信徒会館4F芙蓉の間において、臨時評議員会に先立ち、標記の研修会が行われました。

全曹青では今期、災害復興支援部を置いて活動してきましたが、今後どのように活動していけるかの指針とすべく、
災害復興支援部アドバイザーの宮下俊哉師を進行役に、
全国社会福祉協議会 全国ボランティア・市民活動振興センター 園崎秀治氏
釜石市社会福祉協議会係長 菊池亮氏
災害復興支援部事務員 大河内瞳氏
をお招きしてお話をいただきました。

菊池氏より当日の混乱した状況が説明され、その後園崎氏より、社会福祉協議会、またボランティアセンターについてのこれまでの歩みから、今回の震災への対応、また支援における今後の連携の在り方をご説明いただきました。

震災以外にも全国で災害が起こっている状況について、全国で情報を共有することが必要であり、地元の状況、事情を知る社会福祉協議会と繋がることが重要になってくる。

ボランティアとの関わりでは、被災者主体・地元中心が鉄則。コミュニティーを壊してはいけない。ボランティアのマニュアルを押しつけることは危険である。

釜石では「お茶っ子」のみのサロンではなく、手芸やイベントなどプラスアルファのサロンが求められている。特技を持った外部支援の方と、お茶っ子サロンを運営できる地元の団体を結びつけられるのが社協。地域内外の震災被害の格差をつなぎとめるにも連携が大切。

「釜石の奇跡」を引き起こしたのは地域のつながり。普段のつながり作りこそ災害に強い街づくりにつながる。

被災者の方へのメンタルケアなど、宗教者の立場としての役割を発揮する活動を期待する。

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